Puple’s books

任天堂作品やRPGメインの、ゲームプレイ日記ブログ

【LEGENDSアルセウス】『サブ任務82 里の跡を探して』の解釈や感想

このサブ任務が良かったので、プレイ日記中じゃなくて単独記事にしました。

きっかけは「純白の凍土に里の跡があったか調べてほしい」と頼まれる任務で、調査すると落ちている日記が読めます。

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日記の内容

()内の言葉はゲーム中「……」表記で読めないけれど文字数はわかるので、自分の解釈として入れてます。

敗れた日記
2月5日
里へ帰る途中、吹雪にみまわれた。山小屋で一晩過ごす。
夜明けごろ物音で目を覚ますと、着物をまとう(ポケモン)がいた。
(ポケモン)と目が合った。
(ポケモン)は息をのむほど美(しく)、肝が冷えるほど恐ろ(しかった)。
恐怖で目を(閉じ)、(ポケモン)が去るのを待った。
次に目を開けたとき、(ポケモン)は(雪)だけ残し、居なくなっていた
表紙のない紙束
9月1日
(妻)と暮らし始めて、( )年が過ぎた。
ふと、日記を読み返し、あの(ポケモン)を思い出す
(妻)はあの(ポケモン)の面影を感じる。
しかし、昔話ならともかく、現実ではありえ(ない)。

1月3日
なぜあの(ポケモン)の話を、(妻)にしてしまったのか。
後悔しても、もう遅い。
(妻)はいなくなってしまった。
雪だけ残し、私の前から消えてしまった。
あぁ わたしが、あの(ポケモン)の話などしなけれ(ば)。

独断で補完しましたが、大体の人はこう解釈されたと思います。

「雪だけ残して居なくなった」のが両日記の共通するワードなんですけど、書いた時の気持ちが全く違うのが切ない。

このポケモン(妻)が誰かについては、イベント途中で戦闘するユキメノコであるとわかります。(最初にユキワラシがいる事と「着物をまとうポケモン」の文面でもわかりますが。)

これは『シンオウむかしばなし2』?

表紙のない紙束に書かれている「昔話ならともかく、現実ではありえない」という文章。この「昔話ならともかく」って、どの昔話を指しているのでしょうか。

ダイヤモンド・パールでは『シンオウむかしばなし』が1~3までありました。
昔話3は「人とポケモン同士で結婚するのが普通だった」という話。
昔話2は「人の姿とポケモンの姿を切り替えて村と森を行き来するポケモン」の話。
昔話1は関係なさそうなので省略。

このサブ任務の内容は”人とポケモンが結婚した話”なので昔話3に該当すると思ったのですが、主軸としては昔話2なんじゃないかと思いました。

「妻にポケモンの面影がある」事に気がついた9月から、昔話にあった「ポケモンが人の皮を被っている」ことを疑い続け、しんどくなって1月に話してしまったんだろうか。物悲しい。

というか『シンオウむかしばなし』ってシンオウの昔であるヒスイより、さらに昔だったのね。

2匹のユキワラシ

日記(紙束)が落ちている場所にいる2匹のユキワラシ、主人公が近づいたときに逃げるんですけど、片方はすぐに去らなかったうえに日記に対して名残惜しそうにするのが印象的でした。

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このイベント中に出てきたユキメノコは日記に記されたポケモン(妻)だったけど、それならわざわざこんな印象付けたユキワラシも関係があるかなと思ったんです。じゃあ一体何かと言うとユキメノコの子供、つまり日記を書いた人の子供なのかなーと思ったり。

日記に子供の話が一切ないので、日記の主はおそらく子供がいる事は知らないんですよね。昔話2の通りに人の姿ポケモンの姿に切り換えられるなら、ポケモンの姿でこっそり産んでいたのか、はたまた夫の前から去る直前に妊娠していたのか…

人とポケモンの間に子供ができるかとか、妊娠→卵を産むまでの期間とかが何もわからないので、すごく微妙なところですけどね。
ただ、2匹ともすぐに去っていたら「ユキメノコの話だからユキワラシかー」くらいで、ここまで考えてませんでした。

またいろんな人の感想見たいところです。